電卓を利用したダメージ計算法

対戦オフに参加される方も増えてきたこの頃、電卓でのダメージ計算のやり方は知っていて損をするものではないと思います。
というわけで雑記として簡単にやり方を書かせて頂きたいと思います。

※簡略化のため50レベル前提で話を進めます。

ダメージの基本計算式は以下のものです。
((攻撃側レベル×2÷5+2)×技の威力×攻撃側能力値÷防御側能力値÷50+2)×(急所補正)×(乱数補正)×(タイプ相性補正)
※ただし左から計算し小数点は発生する都度常に切り捨て

よってこの式は50レベルにすると以下のようになります。
(22×技の威力×攻撃側能力値÷防御側能力値÷50+2)×(急所補正)×(乱数補正)×(タイプ相性補正)

まず攻撃側、防御側能力値とは物理なら攻撃や防御、特殊なら特攻や特防の数値のことです。

急所補正は急所なら×2、急所でないなら×1の倍率がかかります。

乱数補正とは×0.85〜1の倍率のことです。
ダメージの乱数幅はここから生まれます。
/0.85/0.86/0.87/0.88/0.89/0.90/0.91/0.92/0.93/0.94/0.95/0.96/0.97/0.98/0.99/1.00/の中から均等に1/16ずつの確率で選択されます。
高乱数引いたとか低乱数引いたとかいう言葉はここの倍率の影響を受けたものです。
もちろん最低乱数は0.85、最高乱数は1.00ですね。

タイプ相性補正は技のタイプとその使用ポケモンのタイプが一致した場合×1.5、効果が抜群なら×2、効果が今一つなら×0.5、効果が無いなら×0、半減実発動の場合×0.5の倍率がかかります。
適応順はタイプ一致→タイプ相性→軽減アイテムなどです。
このタイミングで達人の帯やハードロックが考慮されます。

基本的にはこれで大丈夫ですがあとは持ち物や特性の影響を受けます。
ただしそれらの補正はかかる位置がばらばらなので一部だけピックアップして書いておきたいと思います。

まずは技の威力に補正がかかるもの。
例えばプレートやジュエル、テクニシャンやもうか、あついしぼうなどが挙げられます。
特定のタイプに関係したものが多いのが特徴ですね。

次に攻撃側能力値に補正がかかるもの。
例えばちからもちやこんじょう、拘り眼鏡などの補正はここに掛けられます。
これらは直接能力値が上がっている状態を想像していただきたいです。

続いて防御側能力値に補正がかかるもの。
例えば進化の輝石、岩タイプに砂嵐状態下で特殊攻撃が当たった場合などが該当します。
これらのイメージも上述の攻撃側と同じでいいでしょう。

ランク補正はこれら能力値補正の最後に行います。
そして+2を行う直前に天候補正、壁補正等が入ります。
攻撃側が命の珠等を持っていた場合急所補正と同じタイミングで補正がかかります。

ここまで見るととても難しいように見えますがここまで厳密な順序でやらずともある程度の精度でダメージを計算することは可能です。
逆算することにより被攻撃時にも相手のポケモンのおおよその能力値もわかります。
基本の式だけ覚えているだけでもダメージ計算機が使用禁止な対戦オフなどでは十分役にたつのではないでしょうか。
長々とした文でしたが目を通していただけた方に感謝いたしします。

参考:http://www14.atwiki.jp/bwpokekousatsu/pages/525.html